この景気の影響で、いろんな商品の価格が下がっています。
最近、私の印象に残っているのは「ジーンズ」。
現在の最安値は、ドンキホーテのプライベートブランド(PB)のジーンズで、690円。
とんでもなく安い。
これまでの経緯を見てみると、
西友:1480円(たしか)
↓
g.u.(ジーユー):990円
↓
セブン&アイ・ホールディングス
ディスカウント業態「ザ・プライス」:980円
↓
イオン:880円
↓
ダイエー:880円
↓
西友:850円
↓
ドンキホーテ:690円
一番儲かっているのはどれだろう?
それはデータが無いのでわかりません。
しかし、もっとも消費者にインパクトを与え、
結果として他の流通小売業者を活性化させたのは
ジーユーなのではないかと思います。
(ジーユーはユニクロと同じ株ファーストリテイリングのショップブランド)
最初に1,000円を切ったインパクトは大きいし、
それまでの(流通大手の中で)最安値だった1400円台からの
値下げ幅が大きい。
それ以降の他社は、インパクトが小さい。
最安値から二番目の西友にいたっては「最安値」でもなく、
一番の貧乏くじを引いたように見える。
ジーユー以降の他社は、企業努力はジーユー以上であったことが
予想されるにもかかわらず、利幅を削ったわりには市場にインパクトを与えらなかった。
儲け(利益)が少なくなっていることが考えられる。
また、ジーユーを傘下に持つファーストリテイリングの柳井社長は
「他社の価格競争に追随しない」
ことを明言している。
価格競争は自らの身を削る体力勝負であり、
たとえ大手といえども体力の差が結果に影響を及ぼす。
もちろん、中小企業が割って入る余地は無い。
この時期に何か付加価値をつけて売るか、
何か発想の大転換で勝負をするほうが、
中小企業には向いているような気がする。
同じような現象が「ボージョレ・ヌーボー」でも起きていますね。
ジーユーはアパレルなので、もちろん参戦していませんが、
西友、ダイエー、イトーヨカドー、イオン、ドンキなど、
ジーンズのときと面子がそれほど変わっていません。
一番安い値段をつけた者が、一番の勝者なのでしょうか?
「安さ」だけを売りにすると、どんなものでも一番安くせざるを得ない、という、無限ループにはまってしまうような気がします。