先日は「シンプルデザインのススメ」ということで、ホームページ制作の際にはシンプルなデザインがいいですよ!ということをお伝えしました。
舌の根も乾かぬうちにいきなり、今日はまったく逆のお話をします。
「ゴチャゴチャしたページでもOKの場合がある」というお話です。
あなたがご自分の会社のチラシを作成したとしましょう。上司もしくは仕事仲間などに、あなたが作ったチラシを見てもらったところ、
「なんだかゴチャゴチャしてるなぁ」
と言われたとします。
もしそんなことを言われたら9割以上の人が「ダメ出し」だと思うでしょうね。
「ゴチャゴチャしている」とは「見にくい」「わかりにくい」と言われているようなものです。
しかしここで、日頃見ている新聞の折込チラシを思い出してください。
どのチラシも「スッキリ・シンプル」にデザインやレイアウトされていますか?
答えは「否」ですね。
ゴチャゴチャした印象のチラシもあるはずです。
もちろん、折込チラシの中にも、素人が作ったものも含まれているので、何でも参考になるわけではありませんが、少なくともTVコマーシャルを流しているような会社のチラシは、それなりにノウハウが詰まっています。
さて、「ゴチャゴチャした印象のチラシ」を思い浮かべてみましょう。どんな業種が多いでしょうか?大手スーパーやディスカウントストア、大型家電店、ホームセンターなどのチラシが思い浮かびますね。
実は、これらの業種にとっては「ゴチャゴチャ感」が大切なんです。
ゴチャゴチャしているように見えても、実は情報は「商品カテゴリ別」に分類されていて、決して見にくいわけではありません。
しかし、写真や文字のジャンプ率(”大きさの違い”の比率)を大きく取ったり、写真同士のスキマを詰めたりして、目一杯に紙面を使い、わざと少しゴチャゴチャした感じにレイアウトします。
実際にスーパーやディスカウントストアに行くと、商品が山積みにレイアウトされていたりして、少し「雑」な印象を受けますが、それがかえって
「なんだか安そう」
「お買い得品がありそう」
「何でも揃いそう」
という印象になります。
チラシの上でも、その効果を狙っているのです。
ちょっと「ゴチャゴチャ感」があると、見た人は
「なんだかお得そう」
「いろんなものが売ってそう」
という印象を持ちやすいのです。
もちろん、ただ単にメチャクチャにレイアウトすればいいわけではありません。
いつものレイアウトの基本である
をしっかりと押さえた上で、意図的に「ゴチャゴチャ感」を作り出せればいいわけです。
もちろん、ホームページ制作においても、このノウハウは活用できます。
ショッピングサイトなどでは、商品画像を少し小さめにして、画面めいっぱいにレイアウトしたりします。
これは商品の「一覧性」を高めるための工夫なのですが、この「目一杯感」が「品揃えの豊富さ」を印象付け、「お買い得感」をソソルわけですね。
もちろん、お買い得感や品揃えを強調する際に用いられるテクニックなので、高級品やブランド品(ブランドディスカウント店などは別)、イメージを大切にする商品やサービスには向きません。
一歩間違うとただ単にわかりにくいだけのホームページになってしまい、これはちょっと高度なテクニックです。
でも、多くの商品を取り扱っている小売業の方であれば、試してみる価値はありそうですね。